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【セミナー(終了)】 インドにおける仲裁の急激な変化:インド関連の紛争をとりまく環境を俯瞰して

インドにおける仲裁は劇的な変化を遂げています。現地の偏ったプラクティスの廃止を目的とした1996年の全面的な見直しは、裁判所の過度の干渉と政府の支援不足に直面しました。しかし、過去10年の間に、インドの裁判所は、国際仲裁に対する「非干渉」の姿勢の重要性を明確に示し、180度の方向転換がありました。そして、2015年のインドの仲裁法改正はこれを補完するものでしたが、最近公表された2019年の改正については、より多くの疑問の声があがっています。仲裁について、インドは前進したようにみえて、その実、後退しているのでしょうか?

また、インドの会社は、ロンドンでの紛争仲裁から遠ざかり、大多数がシンガポールを好むようになりました。同時に、インドの投資協定の充実したネットワークにおいて、投資家対国家の仲裁条項に着目する外国会社が増加しており、その結果、過去10年間で25件以上の国としてのインドを相手方とした仲裁の申し立てがおきています。これらの申し立ては成功したのでしょうか?こうした動きは、インドの二国間投資協定政策にどのような影響を与えているでしょうか?

さらに、インド政府は2016年に破産法を改正し、Insolvency and Bankruptcy Code(IBC)を制定しました。IBCは、インドの最も重要な経済改革の一つとして、破綻企業の解決に期限を定め、債権者主導のプロセスを導入するものです。IBCは、外国投資家がインドに投資する機会をさらに創出しているのでしょうか?

インドとの国際紛争を実際に見聞きし、インドを理解し、インドの最大かつ最も重要な商業・投資紛争の多くに関与してきたパネリストが、こうした問題についてさらに詳しい討論を行います。皆様のご参加をお待ちしております。

  • オープニング:中尾雄史(フレッシュフィールズ東京オフィス マネージング・パートナー)
  • クロージング:ワキーン・テルセーニョ(フレッシュフィールズ東京オフィス カウンセル)

パネリスト

  • ニコラス・リンガード(フレッシュフィールズ アジア仲裁部門ヘッドパートナー)
  • Arun Balasubramaniun(フレッシュフィールズ パートナー)
  • Abhinav Bhushan(ICC南アジア地域局長)
  • Samantha Tan(フレッシュフィールズ アソシエイト)
  • Rohit Bhat(フレッシュフィールズ アソシエイト)(モデレーター)

日時: 2019年11月13日(水) 12:00~13:30

お問い合わせ
フレッシュフィールズブルックハウスデリンガー法律事務所(外国法共同事業)
T 03 3584 8500 (代表)
E tokyoinfo@freshfields.com